日本は八百万(やおよろず)の神様を祀る国ですので、全国各地に神社があり、さまざまな神様がいます。今回はその中でも新しく登場した神様や神社を紹介したいと思います。

一般的に神社に祀られているのは古事記や日本書紀に登場する神様を筆頭に、菅原道真や崇徳上皇などの御霊を祀ったもの、また死んだ人の功績をたたえて神としたものなどです。

しかし、八百万の神様というだけのことはあって、現代になってもあちこちに新しい神様、そして新しい神社が誕生しています。そんな新しい神社のひとつが「妖怪神社」です。

ゲゲゲの鬼太郎で有名な水木しげるさんの故郷である鳥取県の水木しげるロードにあるこの神社は、一見すると水木しげるロードのアトラクションのように見えるかもしれませんが、ちゃんとした縁起やご神体まで存在します。

ちなみに縁起によるとご祭神は美穂津姫命(みほつひめのみこと)となっており、この神様は無名ですが他にも祀っている神社が存在します。ご神体については、須弥山(しゅみせん)の麓にある洞窟より産み落とされた岩の塊、とされていますが、これはフィクションで実際は水木先生が樹齢 300年の欅の板に入魂したものです。

虚実入り混じっているあたりが妖怪神社らしいですが、妖怪ひな祭りを行ったり護摩法要を行ったりと年中行事もきちんとあるようです。

次は神社ではないのですが、東海大海洋科学博物館で5月5日まで公開されている「黄金ヒラメ大明神」です。ヒラメは通常グレーっぽい色をしているのですが、今年(2010年)の1月27日に金色のヒラメが駿河湾で捕獲されました。

黄金のヒラメは目立ちやすく外敵に襲われやすいにも関わらず、生き残ったのは幸運だということで「黄金ヒラメ大明神」と名付けられて、5月5日まで展示されることになったということです。

今のところヒラメが生きているということもあり神社などはありませんが、このヒラメが死んだ場合には博物館内に神社ができることも十分ありえると思います。

最後は鳥取県の「杉神社」です。この神社は全国で唯一杉の精霊をまつっているという神社で、1955年に地元の林業経営者によって建立されたものだということです。

本来は林業の発展のために建立されたものですが、最近では杉花粉に打ち勝つ=花粉症を乗り切るため神社として知られているようで、製薬会社が花粉症にうちかつための願い事を募ったりもしているようです。

今回紹介したものは3つだけですが、全国各地にはまだまだいろいろな面白い神様や神社があると思いますので、またそういったものを見つけたら紹介していきたいと思います。