2010年3月12日(金)の記事 で紹介した大銀杏ですが、2010年4月1日(木)に新芽が出たそうです。

強風で倒れてしまった大銀杏ですが、その歴史を絶やしてはならないと、多くの人が力を合わせて再生に挑戦しています。

再生を指導している東京農大の教授によると3つの方法を使って再生させていくようです。まず 2010年3月14日(日)には、幹の下部を切断して5~7メートル程度離れた場所に植え替えました。大型クレーンでの大規模な作業でしたが、移植自体は特に問題なく完了したようです。

さらに他の方法として、大銀杏から枝を採取し、それを別の場所の育苗箱で育てて、成功したら八幡宮へ戻すというもの、地面に残った根の部分から幼木が伸びるのを育てる、というものが行われています。

また科学的な方法だけでなく、いかにも鶴岡八幡宮らしい方法として、2010年3月18日(木)に大銀杏の再生を願う神事も執り行われました。この神事は残った根の部分から幼木が芽吹くのと、離れた場所に移植した幹が根付くのを祈願するというものです。

八幡宮の神職と巫女さんが大集合し、約80人が祝詞をあげて大銀杏の再生を祈願したのですが、この神事には大銀杏の再生を願っている多くの人たちも集まり参拝客はなんと 1,000人を越えたと言われています。

この神事の効果があがったのか、奇しくも 2010年4月1日(木)、地面に残った根の周辺から新芽が生えているのが確認されました。

今後大きく育てるためには、芽に枝や葉がついてから切り取って別の場所に植え替える必要があるということですが、800年以上鶴岡八幡宮を見守ってきた大銀杏が再生し、この先も鶴岡八幡宮を見守り続けることができる希望が見えてきました。

多くの人たちの祈りに支えられて、新芽がすくすくと成長して新たな大銀杏となる日はきっと来ることでしょう。