キモカワイイこびとに癒される

小さな妖精の話はあちこちで耳にすることができます。北海道のコロポックルはアイヌ語で「蕗の下の小さな人」という意味だそうですが、いまでも時折目撃されるそうです。今回は、そんな小さな妖精が大量に出てくる絵本を紹介したいと思います。

その絵本とは「こびとづかん」。ある日、草むらの中から飼い犬が見つけてきた、小さな全身タイツのようなもの…それをきっかけに、少年はじぃじから借りた「こびとづかん」を持ってこびとを探しにいく、という内容の絵本です。

この絵本に出てくるこびとはファンタジーの世界に出てくるような妖精とは違って、ぱっと見にはどちらかというとグロテスクな印象を与えます。頭から「トウチン」と呼ばれる触手のようなものが生えていますし、なによりも顔がおっさん臭い!

正直言って、等身大で歩いていたら妖精というよりも、変質者のレベルではないかと思うようなこびとたちですが、サイズの小ささのせいなのか、それとも絵本の魔力なのかはわかりませんが、何度も見ているうちに何とも言えない魅力を感じるようになってきます。

amazon のレビューを読んで見ると、子供は普通にこびとを受け入れて、大人も気持ち悪いと思いつつも気が付くとハマっているようです。

20万部以上売れているというこの絵本。目には見えないけれども、小さな存在が身近にいる、というのを感じている子供が増えてきているからこそのベストセラーなのかもしれません。

絵本をいきなり購入するのはちょっと…という方は、公式ホームページ を最初に見てみるといいと思います。クサマダラオオコビト、シノビイエコビトなどといった、ぱっと見は気持ち悪いけれども、個性溢れるこびとたちが紹介されています。

ここで、生理的にダメ! とあきらめてしまうのではなく、こびとの姿に耐性をつけてから絵本にチャレンジしてみてください。いつのまにか気持ち悪いでなく、キモカワイイ、むしろ、可愛いと思ってこびとを見られるようになっているはずです。