大野 百合子
≪ 大野 百合子 ≫

昔は、いや今でも? 結婚式の時に、新郎や新婦の会社の上司などが新婦にむけて話すベタなスピーチネタがあります。 「三つの袋」というお話ですが、お聞きになったことはあるでしょうか。

「え~、結婚生活には大切な三つの袋があります。それは、胃袋、給料袋、そしてお袋です。・・・」と続くのですが、今日はそんな「ふくろネタ」でいきたいと思います。

「堪忍袋の緒が切れる」という言い回しがありますが、「緒」というのは紐のことです。 「尾」だと思いこんでいた方はいらっしゃいませんか? この袋は一説では、布袋様が担いでいる袋だと言われています。 忍耐や我慢が限界まで達し、袋をしばっていた紐が切れて、今まで抑えていたものがドドッとあふれ出してしまう状況。 布袋様は七福神のおひとりですから、彼の限界を超えるなんてよっぽどなんだと思います。

巷では、「キレる」という言葉が市民権を得ていますが、まさに「切れる」のは、この堪忍袋の緒ではないでしょうか。 額にあの交差点のようなマークを浮き出させながら、手が小刻みにぷるぷる震えはじめ、ついにマグマのようなエネルギーを外に向かって放出する…。 それは、時には悲惨な通り魔殺人を引き起こし、犯人は「誰でもよかった」というどうにもやりきれない言葉を吐き出すのです。

では私たちの中では、どのようなことが起きているのでしょうか。……続きはこちら