「オラクル」の意味

今、大人気のオラクルカード。タロットカードほど複雑ではなく、手軽に使えることから多くの人に愛用され、数え切れないほどの種類があります。天使や妖精、女神など様々な存在からのメッセージをもらえるオラクルカードですが、そもそも「オラクル」とは何のことなのでしょう?

オラクルとは英語で書くと「Oracle」、英和辞典によると神託、託宣、神のお告げ、啓示、預言などの意味があるようです。

この中で預言はちょっとニュアンスが違うような感じがあります。預言は基本的に一神教の神から言葉を預かった人=預言者によって語られるものなので、オラクルカードなどのように、さまざまな存在からのメッセージをもらえるものとは違います。

ちなみに「預言」は「神から預かった言葉」、「予言」は「未来を語る言葉」であるという区別をキリスト教を教えている先生から以前に教わったのですが、これはもともとは誤訳だったものが、神の代弁者と未来を語る人の区別に丁度いいので、広く使われるようになったものなのだそうです。

さて、余談はこのぐらいにしてオラクルの意味を探っていきたいと思います。やはり、辞典のトップにある「神託」が最もオラクルにふさわしいようです。

神託とは「神の意をうかがうことによって、伝えられた言葉」だそうです。この「神の意をうかがう」方法は東洋の卜占(ぼくせん)と呼ばれる亀の甲羅を焼いてそのひび割れから占うものなども含まれます。

道具を使わない場合は有名な「デルフォイの神託」のように巫女(みこ)やシャーマンによって神からのメッセージが伝えられるという形になります。

デルフォイの神託とは、古代ギリシャにおいて強力なパワースポットであり、世界の「へそ」であると考えられていた「デルフォイ」にあった神殿で巫女によってくだされる託宣のことです。

当時、この神託はかなり深く信じられていたようで、国の行く末を聞いてみたり、ソクラテスが哲学を始めるきっかけになったりもしたようです。

こうやって語源を見てくると、オラクルカードの「オラクル」の意味は神託であり、それを受け取るための道具がオラクルカードであることがわかります。古来は亀の甲羅などだったものが、時代を経てカードという形になった、という感じでしょうか?

デルフォイの神託のように、パワースポットで自分がシャーマンとなってオラクルカードを使うことでより素敵なメッセージが受け取れるかもしれません。どこかパワースポットに行くようなことがあったら忘れずにオラクルカードを持って行ってください。