お賽銭(さいせん)いくらぐらい?

普段は神社に行かなくても、初詣だけは神社を訪れるという方も多いと思います。そんなときお賽銭をいくら入れればいいのかと悩むこともあるのではないでしょうか?

Yahoo! ニュースの意識調査によると、2010年 の初詣でのお賽銭、一番多いのが 100円 までで 27%、それに次いで 500円 が 21% で、おおよそ半数の人が 500円以下ぐらいのお賽銭を入れているようです。

昨年からの不況が続くこともあり、今年はお賽銭の額も控えめのようで、十日えびすで有名な今宮戎神社は、参拝客が例年よりも多かったにも関わらずお賽銭は昨年並みだったということです。

商売繁盛の神様として最も有名なお稲荷さんの総本山である京都の伏見稲荷大社では1月4日に賽銭開きが行われましたが、さすが伏見稲荷だけあって、銀行員8人が5日がかりで集計するという大がかりなものです。

お賽銭の金額を語呂合わせで決める人も多いようで、初詣の場合は「8888(すえひろがりの8)」や「11104(いい年)」などという金額を書き込んだ小切手が見られるようですが、通常の参拝の時でも「5円(ご縁がありますように)」「45円(始終ご縁がありますように)」などの金額を入れる人がいます。

実際の所、もともとお賽銭をいくら入れるというのは決まっておらず、それどころか元々はお金ですらなかったそうです。

お賽銭は収穫したお米などを神様への感謝としてお供えしたものが元々と言われています。その時の名残として神社で販売してる御守りなどの金額は現在でも「初穂料」と書かれています。

通貨が発達するにつれて、お米やお酒から貨幣へと変わってきたお賽銭ですが、神様への感謝の意味だけでなく、罪穢れ(けがれ)を祓う(はらう)意味合いもあったそうです。

スサノオミコトが罪を犯したときに、その罪穢れをあがなうために千座置戸(ちくらのおきど)という台に沢山の品物を置いた…という故事から、罪穢れを付着させたお賽銭を入れることで、参拝する人の穢れを祓うというのです。

現在は語呂合わせの例からいっても、基本的に祈願成就がメインとなっており神社側でもそれを認めているようですが、別の意味として自分の浄化のために、罪穢れをお金につけて祓うという意味があったということを覚えていると、今後お賽銭を入れるときに意識が変わると思います。

他力本願で神様にお願いばかりせずに、自分の罪穢れをお金に託して祓って貰う方が最終的にはより大きな福となって帰ってくるように思えますがいかがでしょうか?