お手頃癒しグッズ 湯たんぽに潜む危険?

冬も本格的になり寒さが増してくると、夜に布団に入るのもなかなかつらくなってきます。そんなときの強い味方が湯たんぽ。冬の夜には手放せないこの癒しグッズに、危険が潜んでいるのをしっていますか?

ここ数年湯たんぽの人気が上昇中だそうです。湯たんぽというと銀色でわらじと UFO が合体したような恰好のものだったのはすでに昔の話。現在はぬいぐるみの形をしたものや、電子レンジで温めて手軽に使えるものなど、可愛くて簡単な製品が増えているのです。

素材の進歩もあって、耐熱性のゴムにお湯を入れるタイプの湯たんぽなどは、従来のごつごつしたものとは違い質感もよく、かわいらしいカバーをつけたものが女性にも人気なのだそうです。

電気代もかからずに寒い冬を助けてくれる湯たんぽ。確かにその効果は絶大で、湯たんぽを抱いて布団に入っていると、すぐに身体がぽかぽかと温まり、ここちよい眠りに落ちることができます。

湯たんぽのカバーにアロマオイルを垂らして、湯たんぽの熱で暖められ、ほんのりと立ち上る香りにさらなる癒しを求める人もいます。ぽかぽかした湯たんぽの暖かさと、アロマオイルの香りに包まれれば、寒さだけでなく不眠症すら吹き飛んでしまいそうです。

このように、寒さの強い味方として大活躍の湯たんぽですが、その一方で危険も含んでいます。それが「低温やけど」です。

低温やけどとは、体温より少し高いぐらいの熱に長時間さらされていることで起きるやけどのことで、熱さや痛みを殆ど感じないため、直接火に触れたり熱湯がかかったりしたときよりもさらに重傷になりやすいとのことです。

一般的に低温やけどは 44℃ の熱で約6時間、46℃ では約1時間30分の間、直接肌に触れているとおこるといわれています。これは皮膚に触れているだけの状態でも起こりますので、肌に強く押しつけていればさらに時間は短くなります。

湯たんぽに限らず、通常の暖房器具でも発生する低温やけどですが、肌に常にふれさせているという湯たんぽの特性から、近年では湯たんぽによる低温やけどの件数が飛躍的に増加しているそうです。

44℃ という低い温度でも起きますので、湯たんぽをタオルやカバーでくるんであっても安全とは言い切れません。せっかくぽかぽかでいい気分で寝ることができたのに、起きてみたらやけどで病院通い…などということにならないように、湯たんぽは布団が暖まったら外に出すことをオススメします。

布団から出す前に寝ちゃうよ! という人は、せめて足の近くに置かないようにしましょう。足は知覚が鈍く血行も悪いので、もっとも低温やけどを起こしやすい部位ですので、そこを避けるだけでも低温やけどの可能性はぐっと減ります。

寒い冬に強い味方となる湯たんぽ。安全に利用して、心地よい眠りと健康な生活を手に入れて下さい。