注連縄(しめなわ)も結界の目印!
≪ 注連縄(しめなわ)も結界の目印! ≫

結界(けっかい)という言葉を聞いたことがありますか? スピリチュアルな世界に興味のある方ならば比較的よく耳にする言葉だと思います、しかし、この言葉が本来は仏教用語だということをご存じでしょうか?

結界とはもともと仏教用語で、清浄な空間と俗な空間を区切る意味をもつそうです。イメージ的に結界というと悪い物が入ってこられないようにバリアーを張る感じがありますが、本来の意味はもっと現実的な内容だったようです。

仏教の結界の例として、摂僧界、摂衣界、摂食界があり、これらは教団内での秩序を維持するため、区域を分けることに使われたそうです。ものすごく簡単に言ってしまうと「食事は食堂で食べる」「寝るときは寝室で」という感じでしょうか。

一方密教では、特別な修法によって修行場に魔や邪魔が入らないようにすることを結界といい、国土結界、道場結界、壇上結界があるそうです。高野山や比叡山などは国土結界であり、護摩を焚くときの護摩壇などは壇上結界となります。一般的な結界のイメージはこの密教の法から来ているようです。

ちなみに、西洋の技法でも儀式の前に部屋を清めたりすることはありますが、浄化(Purification)や防御(Shield)などという使い方が多く、イメージ的に結界に近い物は魔法円(Magic Circle)がもっとも似ているように思います。

神道には結界に類する用語はなく、端的に境や境界を表すものが結界のかわりになっているようです。注連縄や道祖神、鳥居などは、ここから神域があるという目印であり、そこを境に結界内に入る感じになります。神社でよくある禁足地などは、分かりやすい結界の例かもしれません。

結界というと、なんだか特別ですごいもののように思えますが、こうして語源を追っていくと、もともとは何かを区切って区別するものであったということが分かります。つまり「密室である」というそれだけでも結界になってしまうわけです。

こうした知識を念頭に置いて、ネガティブなエネルギーからの結界を作りたい、と思ったのならば単に盛り塩をするのではなく、四隅に盛り塩を置くときにきちんと部屋が「区切られた」と意図するようにすることが大事なのが分かると思います。クリスタルやお札などを使う事もできますが、そのあたりは癖もありますし場合によっては逆効果になることもありますので、無難な盛り塩をオススメします。

結界を作ることも重要な場合があると思いますが、これからの季節、ネガティブなエネルギーを避けたい場合は、結界で防御するよりも新年へと向けて部屋の掃除をして、空気を入れ換えることが空間を浄化する一番の手段だと思いますので、なんだかエネルギーが淀んでいるな…と思う人は週末お掃除に励んでみましょう!