秋祭り特集のトップバッターは鞍馬の火祭。毎年 10月22日に開催される鞍馬の火祭は、ひとつの里が無数の松明で埋め尽くされるという京都三大奇祭の1つです。

鞍馬の火祭は夕方6時にスタートし、深夜0時まで続くという長丁場のお祭りです。夜の9時頃には、山門下になんと 250本もの松明が集合し、夜空を焦がす光景は壮観の一言。

このお祭りは、必ずしも休日に行われるわけではないにもかかわらず、その光景の見事さから、毎年のように混雑することでも有名です。そもそも、お祭りの舞台となる鞍馬本町に行くためには、叡山電鉄で行くしかありません。地元の人以外は車を駐めることなどまず不可能です。

叡山電鉄は──京都に詳しい方はご存じかと思いますが──とても小さな電車が運行していて、それでも普段はほとんど人が乗っていません。それが火祭りの時だけ、満員になってしまい、それでも乗り切れずに行列ができるほどなのです。

「サイレヤ、サイリョー」という、子供や青年たちのいさましいかけ声と、彼らに運ばれていく松明の炎は本当に壮観で、動画だけではその雰囲気の全てを伝えきることはできないと思いますが、せめてその雰囲気の一端だけでも味わってもらえればと思います。

動画だけで物足りない方は、機会ができたら是非火祭りに訪れてみてください。遠方から訪れるのはかなり困難かもしれませんが、それだけの価値はあるお祭りです。