本日10月15日は現在使われている暦であるグレゴリオ暦が制定された日です。グレゴリオ暦は 1582年の10月15日にローマで導入され、日本では 1873年1月1日から採用されています。

グレゴリオ暦が採用されるまで日本では月の運行を元にした太陰暦を改良した太陰太陽暦という暦を使っていました。純粋な太陰暦はグレゴリオ暦のような太陽暦と比べてずれが激しく、3年ほどでだんだんと季節がずれてきてしまうのです。

季節がずれないように日本では中国で考案された二十四節気を利用した太陰太陽暦をつかっていたというわけです。二十四節気とは、季節のズレをただし、春夏秋冬に分けるために太陽の動きを元に考案されたもので、1年を 12の「中気」と 12の「節気」に分類したものです。

太陰太陽暦が使われなくなった今でも二十四節気は残っており、「夏至」や「冬至」はもちろんのこと「立春」や「立冬」などといった言葉もニュースの天気予報でおなじみだと思います。ちなみに本日の暦は「寒露(かんろ)」の「次候」となります。次候というのは「寒露」が今年は 10月8日から 22日までなので、それを約5日ずつ3つにわけたうちの中頃ということで、これを七十二候といいます。

七十二候には、それぞれ季節を表した短文が使われていて、寒露の次候は「菊花開(きくはなひらく)」つまり「菊の花が咲く」時期だということになります。この七十二候は日本と中国では違っていて、中国でこの時期は「雀入大水為蛤(雀が海に入って蛤になる)」というちょっと不思議なものです。

二十四節気はなんとなく知っていても、七十二候は知らなかった人が多いのではないでしょうか? 「菊花開」がすぎると、18日からは「蟋蟀在戸(きりぎりすとにあり)」になります。なんだか、季節の情景が目に浮かんでくるようではありませんか?

温暖化などで四季がなくなりつつあるといっても、日本はまだまだ四季が豊かな国です。この豊かさを忘れないよう、感謝して守れるように、春夏秋冬だけでなく、たまには七十二候なども調べてみるのもいいのではないでしょうか。

古来の日本から伝わった美しい感性に刺激を受け、自然の流れのエネルギーを取り入れてみませんか?