都会の真ん中で水琴窟の音色に癒される [2009/10/10]
稲荷鬼王(いなりきおう)神社

みなさんは水琴窟(すいきんくつ)というものをご存じでしょうか? 洞窟や鍾乳洞などではありません、水琴窟とは日本庭園の装飾の一つで、水滴によってまるでお琴のような神秘的で雅な音色を奏でてくれる仕掛けのことなのです。

水琴窟の基本的な構造としては、底に穴の開いた瓶が逆さに地面の中に埋まっており、その中に水が溜まるようになっています。瓶の上には手を洗うための場所があり、そこで手を洗うことで水が流れ、流れた水が瓶の穴を通して滴り落ちることで、その水滴が水面を打つ音が瓶の中で反響してとても素敵な音色を奏でてくれるのです。この音色がお琴の音のように聞こえることから、水琴窟といわれています。

元々は洞水門と呼ばれていたこの装置が、水琴窟として知られるようになったのは江戸時代中期のことで、いわば日本独自で開発された音響装置といえるでしょう。ただし、江戸時代後期には廃れてしまって、明治頃に一度復興したものの、またすぐに廃れてしまい、昭和の時代にはすでにほとんど忘れ去られてしまっていたという不遇な存在でもあります。

稲荷鬼王神社
≪ 稲荷鬼王神社 ≫

そんな水琴窟ですが、その独特の音色が最近になって見直されてきたのかCDが発売され、岩盤浴の施設でその音色が流されたりするようにもなってきました。
こういう風に説明されてくると、当然 「聞いてみたい!」 と思う方が多いのではないでしょうか? そこで今回は水琴窟の音色が聞ける場所をひとつご紹介したいと思います。

新宿歌舞伎町という、世界でも有数の繁華街にあるその神社の名前は 「稲荷鬼王神社(いなりきおうじんじゃ)」 といいます。「鬼王」 鬼の王の名前を冠する神社は日本中でここだけだそうです。
一見怖そうな名前ですが、強い力を持つ鬼の王によって、厄を祓い福を授けてもらえると信仰されています。ちなみにこの神社では鬼を春の神であるとして、節分の豆まきのときに「福は鬼、鬼は内」と唱えるそうです。

稲荷鬼王神社の天水琴
≪ 稲荷鬼王神社の天水琴 ≫

そんな鬼王神社にある水琴窟は今から5年ほど前につくられたもので、社殿の屋根からつたわる雨水を大きな瓶に貯め、それを地中の水琴窟に注ぐことで音を奏でるようになっています。

トップの写真を見てもらうとわかりますが、手前に竹の筒がでておりそこに耳をつけることで、水琴窟の音色を聞くことができるようになっています。場所柄、周辺は車の音や人声などもあってかなり騒々しいのですが、この筒に耳を当て、聞こえてくる音色に意識を集中すると、そんな周りの音は一切消え去り、まるで自分が地中の瓶の中に浮かんで音を浴びているような気分になってきます。

ご祭神に守られた社殿の屋根から落ちてくる天然の雨水が奏でる音は、神秘的なだけでなく、神聖なエネルギーまでも感じることができます。
歌舞伎町というとあまりいいイメージがないかもしれませんが、ぜひ、一度この神社を訪ねて水琴窟の音色に耳を傾けてみて欲しいものです。きっと、想像していた以上の癒しを味わえるはずです。

Spot DATA
 稲荷鬼王神社
 東京都新宿区歌舞伎町 2-17-5
周辺地図へ 周辺地図はこちら(別ウィンドウで開きます)
 都営大江戸線「東新宿駅」 徒歩3分
 西武新宿線「西武新宿駅」(北口)徒歩5分
 JR・営団丸ノ内線「新宿駅」(東口)徒歩 12分

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