10月に入りました。10月というと出雲大社に全国の神が集まる月といわれています。これは 10月が 「神無月(かんなづき)」 と呼ばれているのに対して、出雲だけが 「神在月(かみありづき)」 といっていることから来ているそうです。

結構よく知られているこの説が広まったのは思ったより最近で、中世ぐらいのことです。神無月の語源としては神を祭る月であることから「神な月(かみなづき)」、雷が鳴らない月だから 「雷無月(かみなしづき)」 などもあるそうです。そうはいっても、神社好きの人ならば 「神在月」の出雲大社に一度は行ってみたいと思っていることでしょう。

「よしっ、今年こそ神在月の出雲へ!」 と思ったみなさん、一つ大事なことを忘れていませんか? 本来の神無月は旧暦なのです!

現代でも出雲大社の神事は旧暦にあわせて行われる為に、新暦では 10月ではなく 11月に入ってからさまざまな神事が行われるのです。ちなみに今年は 11月 26日に神様を迎える 「神迎祭」 があり、それから 12月3日まで「神在祭」、「神等去出祭」などの神事が続きます。10月だ!と思って出雲大社に行ってみたら、なんの神事もなくてがっかり、ということにもなりかねませんので暦には十分に気をつけてくださいね。

ところで、この出雲大社に集まる神々についても諸説あるのをご存じでしょうか? すべての神々が集うという一般的な説。出雲大社に祭られているのが大国主大神であることから、その系列である国津神だけが集まって、天照大神を筆頭とした天津神は集まらないという説、天照大神は一番最後に到着して、一番最初に帰るなどという説もあります。

エネルギー的に見ると天照大神が祀られている伊勢内宮は洗練されて整備された感じ。それに対して、出雲大社のエネルギーは素朴で土着なありのままな感じでした。比べるとちょっと天津神系のほうがきどり屋さんな感じがして、自分から呼びつけることはあってもわざわざ訪ねてはいかないように思えます。

あくまでも個人的な印象ですので、神様の集まり具合が気になった方は、神在月の出雲を訪れて天津神も訪ねてきているかどうか、エネルギーを感じてみてください。